タロットの「塔」は破壊だけじゃない! [大アルカナが伝えること]
タロットの「塔(Tower)」は、一般的には「破壊」「トラブル」を暗示する凶札のイメージが強いですよね。
確かに「破壊」「免れない事件・トラブル」「落下」を示します。
でも「塔」の本質はそれだけじゃありません。タロット「塔」の絵柄には、破壊された塔と雷、落ちていく二人の男、落ち行く王冠が描かれています。
「王冠」は現実世界の地位の象徴ですね。神の前では王も平民もないんです。「塔」のタロットカードは、バベルの塔を象徴しています。
バベルは、代メソポタミアの中心都市であったバビロン(アッカド語で「神の門」の意味)にあったといわれています。
当時の人間は、民族によって言葉が異なっていなかったため、権力者の元で巨大なる塔を作ろうとします。
神に近づくためですね。傲慢の象徴ですよね。
さて本題です!「塔」は本当に凶札なのでしょうか?
確かに「吉」とは言えませんが、多くのことを語っています。
「傲慢になるな」「謙虚になれ」・・同時に、成長するには破壊が必要だ!とも言えます。
F・ニーチェは、「ツラトストゥラかく語りき」で三様の変化で、説いています。
人はまず駱駝になれ、次に獅子になれ、最後に赤子となれ!です。
この「獅子」が「塔」に値します。
人が成長するには、既存概念や固定観念、思い込み、ステレオタイプをすべて破壊しなければ次の世界に進めないんだ、ということです。
破壊は成長の必然なんです。自分の悪しきものを一端
このように考えると、タロットの「塔」も悪くないでしょう。
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