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タロットの「塔」は破壊だけじゃない! [大アルカナが伝えること]

tower_R.jpgタロットの「塔(Tower)」は、一般的には「破壊」「トラブル」を暗示する凶札のイメージが強いですよね。

確かに「破壊」「免れない事件・トラブル」「落下」を示します。
でも「塔」の本質はそれだけじゃありません。タロット「塔」の絵柄には、破壊された塔と雷、落ちていく二人の男、落ち行く王冠が描かれています。
「王冠」は現実世界の地位の象徴ですね。神の前では王も平民もないんです。「塔」のタロットカードは、バベルの塔を象徴しています。

バベルは、代メソポタミアの中心都市であったバビロン(アッカド語で「神の門」の意味)にあったといわれています。
当時の人間は、民族によって言葉が異なっていなかったため、権力者の元で巨大なる塔を作ろうとします。
神に近づくためですね。傲慢の象徴ですよね。

 さて本題です!「塔」は本当に凶札なのでしょうか?

確かに「吉」とは言えませんが、多くのことを語っています。DSC00904_R.jpg
「傲慢になるな」「謙虚になれ」・・同時に、成長するには破壊が必要だ!とも言えます。

F・ニーチェは、「ツラトストゥラかく語りき」で三様の変化で、説いています。
人はまず駱駝になれ、次に獅子になれ、最後に赤子となれ!です。
この「獅子」が「塔」に値します。

人が成長するには、既存概念や固定観念、思い込み、ステレオタイプをすべて破壊しなければ次の世界に進めないんだ、ということです。
破壊は成長の必然なんです。自分の悪しきものを一端

このように考えると、タロットの「塔」も悪くないでしょう。

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タロット「力」の本当のパワー [大アルカナが伝えること]

strength_R.jpgタロットには「力」というカードがあります。「Strenth」・・まさに力なのですが、登場人物は、弱いかんじでの温和な女性です。

大抵は、「獅子」を押さえつけるのなら、ヘラクレス級の筋肉隆々の力男の仕事でしょう。優しくて、肉体的な力が無い女性には無理です。

よころが絵を観るに、「赤い獅子」は尻尾をまるめて、大人しそうにしています。
彼女を噛もうとしているのか、口を開けようとしているのか?は不明ですが、でも大人しい。
彼女の顔にもリキが入っていません。

つまり「力」は肉体的な現存する(物理的)な力のことではないようです。
「赤い獅子」は本能の象徴。

その本能を闇雲に強引に抑えるんでは無く、優しさや労りで抑えています。stenth-u.jpg
イソップの太陽と風と旅人ですね。

「力」の女神は特に「本能たり赤い獅子」を否定はしていません。
つまり本能も容認した上で、抑えているんです。
完全拒否は本能から逃げることになるからですね。

腰の花輪も赤い獅子としっかりと接触しています。

「力」のパワーとは穏やかに本能や動物的な短絡な感情を、理性で抑える力です。

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タロット「節制」は中途半端なカード? [大アルカナが伝えること]

タロット14番目のカードは「節制」です。
タロットの大アルカナの中でも、なんとなく「パッ」としないカードですよね。
でも「パッ」としないのが当たり前。
なぜなら、「節制」は中庸を示すカードだからです。後述しますが、「中庸」とは極端に走らないことです。真ん中ですよね。どちらにも転ばない。安定感はありますが、派手さに欠けます。

片足を水の中に浸しているのは、深淵なるものの象徴が水。女性性・柔軟さ・潜在的な事柄・散在意識・深い知恵を表しています。 杯から杯へ液体を移す状態は、調合・調和を示しています。

また同時にこぼさずに移動していますから、慎重さを表します。また見方を変えれば錬金術のようなイメージもあります。化学変化を象徴しています。物事の質や形状を変えることで、解決しようとする態度を示しています。 このように「節制」のカードを見ると、何かを結合しようとする行為や、バランス感覚を意味している事がわかるでしょう。

また当然、「節制」することそのものも意味します。 「節制」という言葉をもっと分解してみましょう。 まずは健康生活の節制です。禁酒・禁煙・適度な睡眠・栄養ある食事など日常生活の環境を示しています。 また、控える ・ 抑える ・ 抑制する ・ 制限する ・ 我慢する ・ 身をつつしむ 、などの精神上のバランスも示しますよね。 仏教では「中庸」「中道」って表現していますが、偏らないこと。

つまり一定の距離を常に保っている状態を示しています。 またそのような状況そのものだけでなく、中庸を見つけること(発見)や、極端には走らない調和を象徴します。 「節制」のカードは、女神が中央に立っており、片方(大抵は左)の水ガメからもう一方の水ガメに水を映しているシーンで表されます。天使の羽があることから女神ということがわかります。

元来、「節制」はプラトンの国家に出てくる4大徳の1つです。 それだけバランスの善い均衡状態を保つことは、徳の1つだと昔から考えられてきたのです。

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また水は愛情や生命そのものを象徴します。その愛情の象徴たる水を一滴もこぼさずに移し替えているわけです。

1つには安定した心がなければ水をこぼさずに移すことができません。集中力や安定した心が、倹約なつつましい生活をはぐくむことを教えています。逆位置では精神に異常をきたすことを表しています。精神疾患といってもノイローゼから潔癖症まで様々ですが、なんらかの不安定さを象徴します。ですから逆位置が出た場合は、要注意ですよ。

 


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タロット「つるされた男」はなぜ苦痛に顔をゆがませていないのか? [大アルカナが伝えること]

hangman-u.jpgタロットのなかに「吊された男」というカードがあります。
非常に風変わりな絵柄です。というか、なぜだけらのカードですよね。

まぜ。彼は吊るされているのか?吊るされる意味があるのか?

吊されているのですから、何かの罰を受けているのでしょうか?
でも彼の顔には苦痛の色は見えませんし、後光が射しています。

両手を後ろに縛られ、片足をT十字の樹に縛り付けられ、逆さに吊されています。
元来、吊される行為は、成人になるための儀式として用いられてきました。
また、樹には葉が茂っていることから、樹木が生きていることがわかります。

樹が生きていることは、吊されている行為に報い(善い意味での)がある暗示です。
救いの暗示とも言えます。

片足が縛られ、もう一方の足が組まれているので、数字の「4」に見えます。
「4」は四大元素(火・水・風・地)を示しているようです。
また「4」は安定や動じない・・動かない・・象徴です。

タロット「つるされた男」の前に数の「3」について説明しましょう。hangman.jpg

彼の後ろに縛られた腕の形は「3」に見えます。

「3」は三位一体を暗示させます。

このように絵柄を見ていくと誰かを思い出しませんか?
T字ですが十字に縛られている。
顔は苦痛にゆがんでおらず穏やか。
後光が射している。
樹は生きており救いを暗示する。

タロットの「吊された男」は、見方を変えればイエス・キリストだと言えるでしょう。
ですから、「犠牲」「忍耐」「逆転の発想」「イニシエーション」等が象徴だと解釈できます。

 


タロット「世界」の4大獣 [大アルカナが伝えること]

タロットの「世界」はラッキーカードと覚えている方がいらっしゃいますよね。

確かに幸運・完成・達成・到達・・・を暗示します。
女神は二本の「ワンド(Wands)」を持って、創造を操っています。
勝利を暗示する月桂樹の葉による大きな楕円の中に入っていますよね。

周囲の4大獣はタロット「運命の輪」にも出てきました。
ただ足がありません。顔だけです。

タロットの「4大獣」のモチーフは、ダニエル書にあるという説があります。
ダニエルはその書で
「第7章2~14節」で記されています。

『ダニエル書』(ダニエルしょ)は、旧約聖書の中の一書。
キリスト教では「預言書」のひとつとして『エゼキエル書』の後におかれています。
ユダヤ教の分類では「諸書」に入ます。

ダニエル書の記述は以下のような感じです。
《ダニエルは述べて言った、「わたしは夜の幻のうちに見た。見よ、天の四方からの風が大海をかきたてると、四つの大きな獣が海からあがってきた。
その形は、おのおの異なり、第一のものは、ししのようで、わしの翼をもっていたが、わたしが見ていると、その翼は抜きとられ、また地から起こされて、人のように二本の足で立たせられ、かつ人の心が与えられた。
見よ、第二の獣は熊のようであった。これはそのからだの一方をあげ、その口の歯の間に、三本の肋骨をくわえていたが、これに向かって『起きあがって、多くの肉を食らえ』と言う声があった。
その後わたしが見たのは、ひょうのような獣で、その背には鳥の翼が四つあった。またこの獣には四つの頭があり、主権が与えられた。
その後わたしが夜の幻のうちに見た第四の獣は、恐ろしい、ものすごい、非常に強いもので、大きな鉄の歯があり、食らい、かつ、かみ砕いて、その残りを足で 踏みつけた。これは、その前に出たすべての獣と違って、十の角を持っていた。わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出て きたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口が あった。わたしが見ていると、・・・》の部分ですね。

タロット「世界」では、「獅子」「鷲」「人間」「雄牛」を表しています。
「獅子」は「火」の属性。「鷲」は「風」の属性。「人間」は「水」の属性。「雄牛」は「地」の属性を示し、それぞれが12星座と対応しています。

つまり、タロット「世界」の4大獣は、その本質なる属性の統合を表現するためのシンボルなのです。

ですから、完全なる統合は、言い方を変えれば「限界」「もうそのステージは終了」したことを示しています。次のステップに向かうべき時期を示すわけです。

ラッキーカードですけれども、そのニュアンスは「卒業」という点に重点が置かれます。

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タロット「節制」の図像学 [大アルカナが伝えること]

タロットの中で、一番健康優良児のカードはなんでしょう?
元気の良い「ワンドのナイト」もいますし、ハッピーな「カップの10」なんてのもありますが、

temperance.jpgやっぱりタロット中「節制」がもっとも健康カードでしょう。

タロット「節制」は、潜在意識の水を顕在意識のツボの中に、
一滴もこぼさずに入れています。

足は片方は、潜在意識を象徴する池(湖)に、もう片方は顕在意識を象徴する大地につけています。

羽もありますから見るからに天使ですよね。

このカードは「調和」「中庸」「バランス」を示します。
「中庸」は仏教用語ですが、偏らないこと・・堕落もしなければ、極端な苦行もしないことです。
この「潜在意識」や「顕在意識」は、おきかえれば、「精神・心」と「肉体」とも言えます。

つまりバランスの良い食事・睡眠・運動と、正しい考えやリラックスした心が、なにものにもます健康の極意なのでしょう。


タロット魔術師の図像学 [大アルカナが伝えること]

magician.jpgタロットカード「魔術師」の絵柄は、よくよく観察すると不思議ですよね。
赤いバラと白いユリに囲まれた男が、机の上に「カップ」「ペンタクル」「ソード」「ワンド」を出して、杖を天高く構えています。

机上の4つのものは、「水」「地」「風」「火」の4大元素を顕しています。
その4つの原材料を、ワンドの象徴である「火」を使って、新たな何かを作り上げようとしています。
見方を変えれば、錬金術師でしょう。

錬金術師は今でいう化学者です。
試験管やフラスコを片手に、何かを混ぜ合わせ、自然界の原理を探っています。

中世の時代では 、錬金術師は悪魔の手先として遮断されていました。
鉛を金に変えるだとか、不老不死の薬を作る・・なんてことを、日夜はげんでいたんです。
領主や貴族からの依頼でやっていた場合もあります。

ところで、料理をするときには「火」を使いますよね。工場でも何かを加工するには「火」を使います。
何かを会わせるには、「火」のエネルギーが必須です。だから「火」の象徴のワンドを持っているんですね。

赤いバラは男性、白いユリは女性、を示すので、男女の統合によるエネルギーによっても創造を示しているようです。男性的な精神(積極性・主体性・行動力)と女性的な精神(受容・寛容・受動的)な統合です。

対極する二つの力があってこそ、はじめて新しい何かを作り上げることができます。magician-3.jpg
「魔術師」のカードは、その元型は大道芸人のようなものです。
旅から旅へ、歩いてはそこに一夜の宿を求め、旅先の路上で芸をしたり、何かを売ったりして生計を立てています。ただ、定住とはいきませんが、ある街に留まっているのですから、「愚者」よりは安定していますよね。
そう考えれば、一か所に集中する・・とも解釈できます。

「魔術師」の創造する力こそが、全てのエネルギーの根源なのかもしれませんね。

確かにウロボヌスの蛇が腰に巻かれ、infinity(無限マーク)も頭上に描かれています。
無限なる力とは、創造する力なのでしょうか。創造する力は本来は神の力です。天地を創造したのも主たる神ですよね。神の偉大な想像力には限りがないんです。

破壊するのは簡単です。

でも創造するのは難しいですよね。だから価値があるんです。その価値ははかり知れません。
魔術師は以外に大それたカードと言えます。


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タロット「死神」の考察 [大アルカナが伝えること]

death.jpg13番目のカードは「死神」です。
タロットカード中、最も不吉なイメージのカードと思われている「死神」です。確かに絵柄では、甲冑を身にまとった死神が、赤い目をした白馬に跨り、人々を死に追いやっているようです。

でもこの「死神」は単純に「死」を表すわけではありません。印象は凶札でしょうが、タロットカードにはそもそも「悪いカード(凶札)」「良いカード(吉札)」というものはありません。

2本の柱の間から太陽が見えます。2つの柱は「生」と「死」の対立原理の象徴。太陽は地平線を示しています。つまり沈む太陽を描く事で、消え果てていく生命を表現しています。

法王のような人物がいます。高尚な世界を求めて、現世の生命を閉じたい、現世の執着から解放されたいのか、自分の命を乞うているのか、幼子の命を乞うているのか・・どちらにしても死神には通用しないことを示しています。

絵の中の女性は、「力」に出てくる女性に似ています。首を差出し、目の前にいる全ての命を刈り取る死神の冷徹さを示しています
黒い旗には薔薇が描かれています。この薔薇は「生命の神秘」「女性の生産力」を象徴しています。

「カモワン」版の場合では、鎌を持った死神が人間の手足・首を刈り取っている姿が描かれています。地に落ちた身体の一部が、土地を肥沃にしている、種が芽を吹くように生まれい出る姿です。つまり、死神には「再生」のための「死」という意味があるようです。
death.jpg
「死神」は見た目は恐ろしい絵柄で、忌み嫌う方も多いでしょう。でも、全ての人間は死からは逃れられません。無常であるかも知れませんが、物事には終わりがあるのです。「死神」には容赦のない力を体験する意味があるようです。しかし「終わり」があるからこそ、新たな「始まり」が生まれます。

「死」と「再生」がこのカードの根本的意味となります。それは生まれ変わること。より優れたものへと新たに変成することを示します。

新たに生まれ変わるためには、不要なものを切り捨てる必要があります。縛られた固定観念を捨てる事で、新しいアイディアや発想が生まれるものです。このように、「死神」は自分が成長するために切り捨てなければならない不要な(邪魔な)要素を取り除く、意味があります

「死神」のカードはイメージとして「死」を連想させますが、実際は「時間が停止」することを意味します。
中央にはまさしく死神が立っており、大鎌を持っています。足元には死体や首が転がっている図柄が多いです。

ある意味、「死」は生が停止することですから、あながち間違いではありませんが、どんなに努力しても一向に前に進めない、と解釈してください。恋愛・仕事・家庭などすべての事柄において「停止」をあてはめるとわかりやすいです。逆位置は、まったくの「停止」ではなく、ほんの少し動きだしたイメージです。極端に動くのではなく、ほんの少しだけ前に進み出した感じです。また再生のエネルギーより増加したとも読めますね。

数秘術では「12」の数字は「終わらせる」「突破させる」の意味合いになりますが、世の中には完全なる体系は存在しないので、どこかに綻びがあります。逆にいえば、完全なものだと次のステージに行く必要もないので、成長もありえません。そこで「13」の能動的な力が必要となってきます。

「13」は「1+3=4」で、皇帝の逆相に当たります。
「4」の「皇帝」は表面上は積極的ではなく、沈黙の中でモノ言わぬ圧倒的な支配力を発揮します。どちらかといえば、地下の王のような感じで、個人の意識の中で浮かび上がってこない統合原理みたいなものです。普通は何も問題がなければ、無いに等しいような存在です。
ただ、「4」の皇帝は「安定」「基盤の維持」として重要なのですが、その共同体に関わっている人に共通の価値観を強要する点が欠陥といえます。

「13」はこの強要する欠陥をフォローします。「13」は「12」の完結を終わらせる働きがあり、「引き締める」効果があります。「4」の「皇帝」の言う事を誰も効かなくなったときに、「13」の「死神」が死のイメージをチラつかせるのです。「死神」には無からのリバウンド効果があり、マンネリを打破したり、トラブルなど様々な出来事を一旦終わらせます。

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「世界」は統合・・それは完成と新たなステージへのステップ [大アルカナが伝えること]

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「世界」は別名では「宇宙」「ソフィア」とも呼ばれており、関連するカラーはオレンジを指します。パワーストーンはまさしく黄金(GOLD)です。占星学上では太陽を表しています。

大アルカナカードは、見方を変えると人間の魂の成長を暗示しています。1番の魔術師から始まって、この21番目の「世界」で完成されるわけです。次の0番のカード「愚者」では新たな精神の旅たちを暗示します。
葉で作られた輪が女性を取り囲んでいます。それぞれの手には魔法の棒を持っています。エゼキエル書とヨハネ書の4大の獣がカードの四隅に描かれています。

手に持った棒・・宇宙そのものを操る力の象徴。人類の究極の望みである、自己と超自我の統合を表しています。「太陽」の意味する地上の達成・成功・幸運の次元よりもはるかに高みにあるものです。

「世界」のカードは調和を表していますが、それは静的な動かない調和ではありません。動的な状態の調和です。4大獣と中央の女性は、相互の関わり合いが調和をもたらしています。

4大獣は「運命の輪」にも出てきました。獅子・牡牛・鷲・人間で、各獅子座・牡牛座・蠍座・水瓶座を表します。またそれぞれが、4大元素「火」「地」「風」「水」を示しています。でも彼らは雲に乗っており頭部しか描かれていません。天上界・神の領域を示しています。

「世界」は22枚の大アルカナの最後のカード(デッキによっては愚者が最後の場合もあります)です。愚者が特定の人物を表し、その人物の成長プロセスを22枚の絵柄で書かれたとするならば、この「世界」はゴール・到達です。「完成」とも言えます。

 

ラッキーカードと言うイメージがありますが、見方を変えれば「限界」とも解釈できます。このカードは完成・到達の他に「統合」「関わり合う」意味もあります。人間は社会の中では1人では生きられませんし、個人としても意識と無意識の統合を得なければ自我は完成しません。

このカードの次のステップとして、また「愚者」に戻るわけです。新たなステージへ向けてのスタートです。

正位置の意味では、まさしく「完成」「達成」「成功」「良い状態」「満足」を表します。その意味から派生して、資格を取得、昇進、栄転、入学、入社と、ゴールを暗示します。健康面でもすぐれた健康を示し、手術の成功、病気の完治、また恋愛面では結婚、入籍、良縁に恵まれる、望んでいた出産など GOOD NEWSを示しています。

もちろんビジネス面でも良いことづくめです。売買の成功やマイホームの入手などを暗示します。

逆位置になった場合は、振り子が振れるがごとく正反対の意味になります。不完全・不可能・最後までできない・失敗・不満足・中止・中断などです。

仮に成功してもかなりの犠牲が生じます。犠牲が少なくても時間的に遅すぎるとか、役に立たない結果を暗示します。

恋愛面では恋愛の失望・婚約破棄・結婚につながらない・私生児を作る・入籍しない同棲生活など不完全な恋愛状態を示します。

ビジネスでも退職・失敗などBAD NEWSです。

「世界」のカードは大抵は、中央に長い髪の女神がおり、つえを持っています。月桂樹のサークルに囲まれ、獅子・天馬・天使・鷲に囲まれています。それぞれ、4大元素(火・土・水・風)を示し、4大小アルカナ(剣・金貨・聖杯・棒)を示しています。いわゆるこの4つの構成要素に囲まれた完全なる存在を表しているわけです。

21番目は、十進法では10を一区切りとして、20を二区切り目、そして次のステップです。10までが肉体的な完成の準備が整い、11の「力」で完結します。そして11から20までが精神的な完成の成長の過程によって、21の「世界」で完結するわけです。

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「審判」は啓示を与える・・それは貴方の努力が報われる [大アルカナが伝えること]

第20番目のカードは、「審判」です。審判は聖書の黙示録の最後の審判から取ったもので、大天使ウリエルがトランペットを吹くと、死人が生き返り、善なる人は天国へと旅立つハルマゲドンから来ています。

「審判」は別名 「怒りの日」「石棺」とも云われ、関連する色はグリーンです。パワーストーンはシルバーが対応しています。月をイメージしております。

大天使が天から現れ、旗をつけたラッパを吹いており、その音色は人類の地上からの限界を解き放ちます。死人は棺桶から立ち上がり、両手を伸ばして歓喜に満ちています。

死からの復活はまさにヨハネの黙示録に記載されている「最後の審判」の様相です。神の赦し・報い・成就することを象徴しています。

※死神は「死」によって「ゼロ」に戻して再生する意味がありますが、「審判」は内的な統合を果たした個人が認められる(肯定される)意味を示します。心に安らぎが与えられること、意識に光明が差し込むことを暗示しています。

※現実的には「生まれ変わったような気持ち」「人生の再出発」「困難を抜けた安らいだ状態」を示すと考えましょう。
棺桶は肉体の象徴。裸体は精神ですから、精神が肉体から解放された状態を暗示します。

黙示録の「最後の審判」では、7人の天使が7つのラッパを吹き鳴らすことになっています。結局、神に選ばれた善き人のみが復活を許されます。「審判」のイメージは、神のような超意識からの判決をも意味するでしょう。この判決は他者から下される場合もあるでしょうし、自分自身が判決(判断を下して決める)する意味もあります。

このように「審判」を見ていくと、決断の必要性を問いかけているように思えます。それは「審判」という他者からのものか、自分自身で判断して決断することかもしれません。また無意識からの助言や呼びかけという解釈もできます。蘇った死者は赦され、喜びを表現していますから、「赦し」という意味もあるでしょう。

正位置の意味

1.復活。蘇り。目覚める。そこから派生して強い信念を持つ。また奇跡が起こる。
2.理想を貫く。信仰心による力。神の審判を受ける。真実の愛を貫く。
3.人に理解される。誠意が伝わる。誤解が解け許される。自分自身の心情としては心を入れ替える。
4.再会。仲直りする。決断する。再婚ややっと結婚ができそう。
5.帰郷。実家の家業を継ぐ。職にありつく。

逆位置の意味

1.進展しない状況。立ち直るのに非常に困難。失敗の繰り返し。信念がない状態。遅れ。消失。
2.立ち直ったと思いきやまたくじけてしまう。つまらない人生。駄目になっていく。決断できない。
3.ごまかす態度。変化がない。信用されない。
4.復縁は困難。難しい再会。不幸な結婚。難しい結婚。
5.赤字。解消されない借金。財産を失う。

「審判」のカードは、一度死んだもの(失敗・失恋・けんか)が復活して生き返る、という基本的な意味があります。やはりカードの中央にはウリエル(天使)がラッパを吹きならし、死者が棺桶の中から生き還るそのままの絵柄です。

逆位置は死んだ状態から復活しないイメージです。どんなに努力しても、基本的には停止した状態を意味します。

フールジャーニーの視点から見ると、「愚者」は生まれ変わったようです。
彼の偽りの自我は消え、真の自己が現れようとしています。恐れではなく、喜びを感じて、彼は世界の中心を見つけました。
彼は「贖罪」の時が来た事を感じています。
本来の自分が純粋で善良であることを知ることで、彼は自分を赦し、他者を赦し尊敬します。過去の失敗は、自分の無知によるものであるこを理解しています。浄化され新たに生まれ変わることで、新しいことを始める準備ができた事にも気が付いています。

「愚者」に自分の人生に対して決定的な「審判」を下すときがやってきました。

彼自身の清算をするのです。

今や彼は真実の自分がわかっているので、将来に対しての必要な決断をすることができるのです。
それは自分の人生のとって「大切なもの」「不要なもの」の選択ができることです。

「審判」に描かれている天使は、「愚者」自身の高次な霊的自我です。
自らに約束されたものを実現するように促しています。自分の真の使命・・この世に存在している根本的な理由を見つけたのです。

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